タイに行きタイ
我々はタイ料理が大好きなので7月のおわりに夏休みをとってタイに行きタイをした
そのあとてんやわんやしていて書けなかったけれど
せっかくなので記録に残しておくのだ
日系企業の台頭
空港に到着した我々の目に入ってきたのはIPPUDOだった
これまでも、そしてこれからも小腹が空いたジャップを吸い寄せていくであろう
そのIPPUDOはフツウにウマかった🐴🍜
IPPUDOに限らず、街を歩くとありとあらゆるジャップ企業が進出していることが確認された。
ダイソーに丸亀製麺、テレビをつければAJI NO MOTOのCMまで、
ありとあらゆるジャップ企業が目に飛び込んでくる。
今後も消費市場を求めるジャップ企業がどんどん進出していくのかと思いきや
そんな状況も実は過渡期を迎えつつあるのだとかで
バンコク市内の日系外食レストランの店舗数は2017年に初めて前年度を下回ったとのこと。
しかしそうは言うもののやはり
依然として日系企業はジャップブランドというだけでタイでは圧倒的ネームバリュー・信頼性を得ている。
例えばAJI NO MOTOのネームバリューは東南アジアでは絶大的で
ジャップと名乗るとアァAJI NO MOTOの!と言われることもあるらしい(ホンマか?)
まぁでも、いつまでもジャップであることにあぐらをかいても居られないでしょう。
今後は現地のニーズに合わせて戦略を練ることが重要でしょうし、
そのためにはローカル企業と連携する必要があるでしょうなぁ(非常にビジネスメェンっぽい発言)
言語が通じなくてキェェェした話
まずチェンライというところに行った
チェンライはジャパンで言うところのナラ県とのことで
田舎ながらも名所旧跡がゾロリと並ぶ観光地らしい。
お目当てはワット・ロンクン。
今回の旅行はコレを見るために行ったといっても過言ではないのだ、フフフ。
ワット・ロンクンというのは、チャルムチャイ・コーシッピパットという現代アーティストが1997年に設計した仏教寺院で別名をホワイトテンプルなどと言う。
地獄から天国へ、がコンセプト。(たぶん)
ワット・ロンクンを筆頭に美しい寺院がいくらかあるチェンライなのだけど
問題が一つだけある。
そう、英語がヤバく通じないのだ。
それまでワイは英語・ドイツ語・フランス語のいずれも通じないエリアに旅行したことがなかった。アジアを旅したのは今回が初なのだ。
事件が起こったのは
ワット・フゥアイ・プラカーンという寺院でデカい大仏を眺めた帰りのこと。
さて帰ろうと言いながら我々は駐車場エリアに行ったが
そこで衝撃的な光景を目の当たりにした。どこにもタクシーが居ないのだ。
我々はシティボゥイのため、観光地でタクシーが無という可能性を全く考慮できていなかった。
我々はすぐさまそこらへんのニンゲンを捕まえて「タクシー呼んでくれません?」とお願いする。
しかしどうしたことだろう、彼らは首を振るばかりでまるでタクシーを呼んでくれないのだ。
最初は「田舎すぎて電話が無いのかな?」と思ったシティボゥイの我々だったが
5人目くらいのニンゲンにノーセンキューとか言われて気づいた。
英語が、通じない
会話が、成り立たない
ヤバイ。
右を見ても左を見てもタクシーの影すらない。
手持ちのアイポンにタクシーアプリは無い。
空港で借りたwifiでなんとかインストールを試みるも通信がザコすぎて不可。
そう、完全に詰んだのだ。
チェンライ市内から7km、グーグルマップによると徒歩で1時間ほど。
歩けない距離ではないと思った我々はニンゲンに頼るのをやめ、
自力で生還することを決意した。
しかしそこは発展途上国の田舎道。
スコールでずぶ濡れになっている地面はものっそく滑りやすく、
歩き出して5分ほどで思い切りコケてアイフョンの画面(保護フィルム)を破砕、
とてもかなしい😢
田舎の脅威はまだまだある。
山道を歩いているとどっかで飼われてるのであろう
イッヌ🐶🐶🐶やらニワトリ🐔🐔🐔やらがテクテク歩いているのだ。
タイが狂犬病大国でイッヌと接触したら死ぬかもしれへんこと、鳥インフルエンザ大国でニワトリと接触すると死ぬかもしれへんことを知っていた我々は
それはもうギャァァス😂となった*1。
あとタイという国は世界一の交通事故大国でもある(日本に比べると交通事故死亡率が7.7倍)
まず信号が機能していない(なぜ?)。
バンコクの街中には15分待っても歩行者信号が全く青にならない横断歩道があった。
なので現地のニンゲンたちは歩行者信号が赤にも関わらず車が途切れた一瞬の隙を見て横断歩道をそそくさと渡るのだ。死んで当たり前☠️である。
チェンライの場合、全く歩道が用意されていない。歩いて移動するニンゲンの存在が想定されていないのだ。
車はたくさん走っているがニンゲンは全く歩いていない。
道路(車道)もでこぼこしており、とにかく滑りやすい。
コケて車道側に倒れたら即死の道をテクテク歩いた。
田舎は常に死と隣り合わせ、生きるか死ぬかの戦いなのだ。
この田舎道を1時間歩けば余裕で死ぬと思った我々は、
そこらへんのレストランに駆け込んでレジのねぇチャンに助けを求めた。
案の定英語は全く通じなかったけれど、
テレフョン!タクシィ!などと言いまくっていたら
ナニ言っとんねんこのジャップはという目で見られたがなんとかなった。
15分くらい待って(注文もしていないので気まずい)タクシーが到着、無事生還できましたとさ。
仏教と教育
日本で寺といえば葬式を連想する人も多いけれど、
タイで寺といえば葬式・結婚、そして何より教育の場なのだ。
それゆえ成人男性で出家もろくにしていない者は未熟者とみなされるし、
息子を仏門に入れて修行させることは親として何よりの徳とされるのだ。
上座部仏教は日本の大乗仏教と違って、厳しい戒律で有名である。
黄色い布(チーオン)以外は着てはいけないし、食料は裸足で街中を歩いてニンゲンからの喜捨でまかわなければならない。それも午後に食べてはいけなくて、朝と正午前にしか食事は許されていない。
僧侶の世界は格付けシャカイである。
まず出家年数によって序列化されており、大きく
- 5年以下僧侶
- 9年以下僧侶
- 10年以上僧侶
の3つに区分けされている。
しかしダラダラと続けていればよいというわけでない。
国家試験の点数でさらに9段階に序列化されているのだ。
厳しい質素な生活を続けながら国家試験で最高位の点数をとると博士号相当の資格が得られるのだとか。しかし点数が高いだけでは生活態度が悪いなどと言われてリジェクトされるもよう。キビシイ。
しかしそんな僧侶たちのしんどい生活に反して寺院はとにかく派手で映えでした。
(ジャップ特有のわびさび観が無いから?)